皆さんこんにちは
中野防水の更新担当の中西です。
~“守る技術”の進化🏙️~
11月は、建物が冬を迎える前の“準備期間”。
防水工事の現場でも、季節の変化を読みながら「次の一手」を考える時期です。
真夏の直射日光、真冬の凍結、梅雨の湿気。
防水層は、一年中自然の力にさらされ続けます。
だからこそ、職人は「1年後・5年後・10年後の建物」を想像しながら施工します。
11月の落ち着いた気候は、
そんな“未来を見据える施工”に最も向いています。
近年、ウレタンとアクリル、シリコーンを融合した「ハイブリッド防水」が注目されています。
特徴は、耐候性・弾性・メンテナンス性の3拍子。
従来よりも硬化が安定し、寒冷期でも施工できるよう進化。
11月施工でも翌日には歩行可能というケースも。
これからの時代、防水は「1回で終わり」ではなく、
点検・補修・再塗装を繰り返しながら長期維持する発想が主流です。
新築時:通気緩衝ウレタンで湿気を逃す構造に
5年目:トップコート塗替え
10年目:部分補修
15年目:再防水施工
こうして“守りながら延ばす”スタイルが広がっています。
防水材の多くは化学樹脂。
そのためVOC(揮発性有機化合物)の削減や、リサイクル材の採用も進んでいます。
11月のように気温が安定している時期は、
低VOC型の新材料が最も性能を発揮しやすいシーズンでもあります。
防水工事は「建物を守る」だけでなく、「未来を設計する技術」へと進化しています。
11月は、その第一歩を踏み出すのに最適な月。
一年の終わりに、改めて建物と向き合う——
それが本当のメンテナンスの始まりです。
皆さんこんにちは
中野防水の更新担当の中西です。
~点検強化月間~
11月は防水点検のベストシーズン。
寒波が来る前に一度見直しておくことで、冬季のトラブルを防げます。
今回は、住宅・ビル・工場の共通項目を含めた「防水点検の実践ガイド」です。
| 項目 | 確認内容 |
|---|---|
| トップコート | 白化・色ムラ・ひび割れ |
| 防水層 | 膨れ・浮き・破断 |
| シーリング | ひび・切れ・剥離 |
| ドレン | ゴミ・落ち葉詰まり |
| 立上り | サッシ・笠木との取り合い |
特に11月は落ち葉が多く、ドレン詰まりが雨漏りの引き金になります。
1枚の落ち葉が、数百万の修繕費につながることもあります。🍂
トップコート(保護層)は紫外線に弱く、5〜7年で劣化します。
艶引けや白化が出ていたら、再塗装のサイン。
11月は温度も安定しており、塗替えには最適です。
膨れや小さな亀裂は、すぐに全面改修をする必要はありません。
ウレタン補修材での“ピンホール補修”や“トップ再塗り”で延命できます。
特に11月は施工条件が良いため、補修材の密着性が高く、効果的。
最近では、赤外線カメラで防水層の内部含水をチェックする手法が一般的になっています。
11月は日射の安定があり、温度差が出やすいため診断精度が高い季節。
漏水前の“潜在劣化”を可視化できる点検技術です。
防水は「壊れてから直す」ではなく、「壊れる前に守る」時代。
11月は、最もその意識が結果につながる時期です。
冬の前に、あなたの建物も“防水健康診断”を受けてみませんか?
皆さんこんにちは
中野防水の更新担当の中西です。
~防水の“硬化管理”とは🧪~
防水工事において、11月最大の課題は「温度」です。
昼間はまだ暖かくても、朝晩は5℃前後に下がる日も多い。
この温度差が、防水材の硬化を狂わせるのです。
今回は、寒暖差に負けない防水施工の極意を紹介します。
ウレタン塗膜防水やFRP防水は、化学反応によって硬化します。
その反応速度は気温に比例し、10℃を下回ると急に遅くなります。
表面だけ硬化して内部が未反応になると、
翌日の上塗りで“気泡”“膨れ”“剥離”が起こります。
職人が気温計と赤外線温度計を常に持ち歩くのは、
硬化反応を数字で読むためなのです。
11月以降の防水施工では、材料の温度を「15〜20℃」に保つことが命。
倉庫保管時はヒーター付き保温庫を使用
現場ではバケツごと温水浴で温める
開封後は時間を空けず、攪拌→塗布へ直行
また、FRP用の硬化剤(メチルエチルケトンパーオキサイド)は
温度が低いと反応しにくいため、配合比率を調整します。
11月は「気温=化学反応速度」。
職人はまるで科学者のように、現場で“実験”を繰り返しているのです。
同じ現場でも、午前と午後では気温も風も変わります。
そのため職人は、時間帯ごとに粘度と硬化速度の違う材料を使い分けます。
午前:硬化が早い材料(速乾タイプ)
午後:ゆっくり反応する標準タイプ
これにより、作業効率と品質を両立できます。
11月後半になると、夜間露点(結露温度)が下がります。
防水面温度と露点差が3℃未満だと、
翌朝までに“水分吸着膜”ができ、密着不良を起こします。
そのため施工前には、
温湿度計と露点表で「差が3℃以上あるか」を確認。
この小さな確認が、10年後の耐久性を左右します。
防水工事は“気温との対話”。
11月は温度・湿度が大きく変化するからこそ、
職人の知識と経験がもっとも生きる季節です。
硬化不良を防ぎ、安定した塗膜をつくる——
それは単なる施工技術ではなく、科学と感性の融合です。
皆さんこんにちは
中野防水の更新担当の中西です。
~防水工事のベストシーズン~
秋も深まり、朝晩の冷え込みが肌に感じられる11月。
この時期は実は防水工事に最適な季節であることをご存じですか?
気温・湿度・風の三拍子が揃い、施工品質を安定させやすい季節。
今回は、そんな11月防水の魅力と注意点を、現場目線で徹底解説します。
防水工事は、実は気象条件に大きく左右される仕事。
ウレタンやFRP、シート防水など、どの工法も「温度・湿度・風」を最適に保つ必要があります。
| 条件 | 理想値 | 理由 |
|---|---|---|
| 気温 | 10〜25℃ | 硬化が安定・施工性良好 |
| 湿度 | 40〜70% | 結露・白化・膨れ防止 |
| 風速 | 5m/s以下 | 飛散・乾燥ムラ防止 |
11月はこのバランスがちょうど良く、**防水工事にとって“黄金の月”**といえるのです。
湿気が少ない=良い、とは限りません。
11月は乾燥しやすいため、ウレタン塗膜防水では「表面だけ先に乾く」ケースも。
中が硬化不良を起こすと、翌春に膨れ・剥離の原因になります。
そのため現場では、以下のような工夫をしています👇
屋外作業は日射と風を読み、半日ごとの塗り分け計画
日中の気温が下がる前に「1層目」を仕上げておく
夕方施工は露点差(気温−露点≥3℃)を確認して実施
防水材は生き物のように「環境」で性格が変わる。
職人はそれを読み、1℃単位で判断しています。
温度安定で作業しやすく、硬化も均一。
特に「通気緩衝工法」は、夏の湿気に悩まされた現場の再施工に最適です。
樹脂の硬化反応が安定し、表面ツヤが美しく仕上がる。
気温10℃を下回ると硬化が遅れるため、午前〜午後早めがベスト。
気温差による伸縮が少なく、溶着精度が高い。
冬前に施工しておくと、翌春の防水寿命を延ばせます。
11月後半になると、朝露や結露の影響が増えます。
表面が濡れたまま施工すると、プライマー不良や密着不良を起こします。
職人が朝現場に入って最初にやるのは「触診と温度計チェック」。
手のひらで表面をなで、湿り気を感じたら温風機で乾燥→測定器で再確認。
この丁寧な手間こそが、長持ちする防水層を生む秘密です。
11月は、年末前の点検シーズンでもあります。
トップコートの白化・ヒビ
ドレン詰まり
シーリング切れ
膨れや空気音の有無
こうした劣化を放置すると、冬の凍結→ひび割れ→春の漏水という連鎖を起こします。
今のうちに点検・補修を行うことで、冬を安全に乗り越えられます。
11月は、防水の「施工にも点検にも最適な月」。
空気が乾き、材料も安定し、職人も動きやすい。
この季節を逃さず施工すれば、品質も耐久も格段に上がります。
コンクリートの下で静かに建物を守る防水層。
その“見えない仕事”が輝くのが、ちょうど今なのです。